全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年7月2日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・シベリア85Eの高気圧:昇温
・モンゴルのリッジ:昇温
・ノルウェーのWの寒冷渦:寒気南下
・南米大陸60Wの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球偏西風帯以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
ノルウェーのWに寒冷渦。ロシアE部~カザフスタンW部に寒冷渦。シベリア85Eに高気圧、昇温。シベリア90Eに寒冷渦。モンゴルにリッジ、昇温。中国NE部に寒冷渦。東シベリア海に寒冷渦。アラスカのSに高気圧。太平洋155Wに低気圧。エルズミーア島に高気圧、暖気。カナダ105W、グリーンランドS部、セントローレンス湾のSに寒冷渦。
【南半球偏西風帯以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
南極大陸:15E、145E、150W、100Wに寒冷渦。100Eに高気圧。60Wにリッジ。
中緯度偏西風帯以南~70S:大西洋20Wに寒気トラフ。アフリカのSの40Eに寒気トラフ、アフリカ20~30Sで寒気北上。インド洋85Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が35Sまで北上。タスマン海155Eに寒気トラフ。太平洋140Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が30S近くまで。同100Wに高気圧、寒冷渦。南米大陸60Wに寒気トラフ、850hPa・-4℃が40S近くまで、チリN部、アルゼンチンN部で寒気北上。
【低緯度域の850hPa気温の変化】
サハラ砂漠W部(モーリタニア、マリ)で昇温。

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:アイスランドのEの10W66N周辺
・南半球低極 -44℃:南極大陸105E72S付近
・高極 36℃:イラン、アフガニスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です