全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年9月26日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・日本のSEの高気圧:日本W部で昇温
・ラブラドル海のリッジ:暖気北上
・グリーンランドの寒気トラフ:寒気東進
・モザンビーク海峡の寒冷渦:アフリカSE部で降温

★個別詳細
【北半球偏西風帯以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
グリーンランド30Wに寒気トラフ。イギリスのWに寒冷渦、ヨーロッパW部に暖気。北欧に高気圧。シベリア65Eに寒冷渦。同135Eにリッジ。中国110Eにトラフ。太平洋165E、165W、北極海125Wに寒冷渦。アメリカSW部、カナダ95Wに寒冷渦。カナダ80W~アメリカ90Wに寒気トラフ。ラブラドル海にリッジ、暖気北上。
【南半球偏西風帯以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
南極大陸:10W(南極点近く)、45E、180W(ロス海)に寒冷渦。130Eに高気圧、暖気。120Wにリッジ、暖気。
中緯度偏西風帯以南~70S:南アフリカに高気圧、昇温。モザンビーク海峡に寒冷渦、アフリカSE部で降温。インド洋70Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が35Sまで北上。オーストラリアのSの130Eに寒気トラフ。太平洋170W、115Wに寒気トラフ。南米大陸70Wにリッジ、アルゼンチンで昇温。ブラジルS部に寒気トラフ、寒気北上。
【低緯度域の850hPa気温の変化】
オーストラリアW部、中部で昇温。日本のSEに高気圧、日本W部で昇温。

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:北極海80W85N付近
・南半球低極 -44℃:南極点周辺
・高極 32℃:イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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