全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年9月27日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・グリーンランドの高気圧:昇温
・アラスカのリッジ:昇温
・カナダN部の寒冷渦:寒気強化
・南太平洋100Wの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球偏西風帯以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
北極点付近に寒冷渦。イギリスに寒冷渦。バルカン半島に寒気トラフ。シベリア60Eに寒冷渦。シベリア110Eに寒気トラフ。中国110Eにトラフ。シベリア170Eに寒冷渦、太平洋165Eにかけて寒気トラフ。太平洋165Wに寒冷渦。アラスカにリッジ、昇温。カナダN部115Wに寒冷渦。カナダ90Wに寒冷渦。同65Wに寒気トラフ。グリーンランドに高気圧、昇温。
【南半球偏西風帯以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~大。特に太平洋125Wのリッジを周る流れで蛇行大。
南極大陸:00E(南極点近く)、40E、70Wに寒冷渦。135Eに高気圧、暖気。130Wにリッジ、昇温。
中緯度偏西風帯以南~70S:大西洋40Wに寒気トラフ。モザンビークに寒冷渦、寒気縮小。インド洋70Eに寒気トラフ。オーストラリアSE部に寒気トラフ。太平洋160Wに寒気トラフ。同125Wにリッジ。同100Wに寒気トラフ、850hPa・-4℃が40S近くまで北上。南米大陸60Wにリッジ、暖気。
【低緯度域の850hPa気温の変化】
オーストラリア中部、E部で昇温。日本のSに高気圧、日本の暖気持続。

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:カナダN部105W78N付近
・南半球低極 -44℃:南極点~140E84S付近
・高極 32℃:イラン、アフガニスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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