全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2020年2月1日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イランNW部の寒冷渦:寒気東進
・バイカル湖のNの寒冷渦:寒気強化
・北極海80W(グリーンランドのN)の寒冷渦:寒気強化
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球偏西風帯以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
イベリア半島にリッジ。ヨーロッパE部にリッジ、暖気北上。イランNW部に寒冷渦、寒気東進。ロシアN部に寒冷渦。シベリア75E~カラ海にリッジ。バイカル湖のNに寒冷渦。インドN部に寒気トラフ。モンゴル105Eに寒気トラフ。中国NE部に寒気トラフ、寒気東進。太平洋175E、チュコート海に寒冷渦。太平洋155W、145Wに寒気トラフ。北極海80Wに寒冷渦、寒気強化。アメリカ、カナダ110Wにリッジ、昇温。カナダ、アメリカ90Wに寒気トラフ、寒気東進。グリ-ンランドS部に寒冷渦。大西洋45Wに寒気トラフ。
【南半球偏西風帯以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
南極大陸:15E、145Eに低気圧。70Wに寒冷渦。100Eにリッジ。130Wにリッジ。
中緯度偏西風帯以南~70S:大西洋30Wに高気圧。インド洋80Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が40S以北まで北上。同100Eにリッジ。オーストラリアのSの130Eに寒気トラフ、オーストラリアSE部に寒気。太平洋160Wに寒気トラフ。同125Wにリッジ。同80Wに寒気トラフ、アルゼンチンで昇温。
【低緯度域の850hPa気温の変化】
オーストラリアW部~中部で降温。

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:エルズミーア島のN
・南半球低極 -24℃:南極点~135E72S付近
・高極 28℃:ナミビア、南アフリカ、オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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