全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年3月19日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧のリッジ:暖気東進
・タイミル半島の寒冷渦:寒気強化
・モンゴルの寒気トラフ:寒気東進
・アメリカ110~カナダ105Wのリッジ:昇温、暖気北上
・アルゼンチンのリッジ:昇温

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大。特にイギリスのWの高気圧を周る流れで蛇行大
・イギリスのWの高気圧:停滞、850hPa・8℃以上の暖気
・北欧のリッジ:暖気東進、ノルウェーに850hPa・0℃以上の暖気
・地中海05E~モロッコの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35Nまで
・リビア、エジプト、ニジェール~スーダンで昇温
・カザフスタン55Eの寒冷渦:寒気強化、東進、850hPa・-4℃線は45N
・同75Eのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が60Nまで
・イランE部~パキスタンSW部で昇温
・タイミル半島の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-32℃以下の領域が拡大
・モンゴルの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Nの少しS
・太平洋170Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は35N
・同130Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Nの少しN
・アメリカ110W~カナダ105Wのリッジ:昇温、暖気北上、850hPa・4℃線が60Nまで
・エルズミーア島の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-28℃以下の領域が拡大
・カナダ65W~アメリカE岸の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が45N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大。特にインド洋90Eの寒気トラフの流れで蛇行大。
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・オーストラリアNW部で降温
・アルゼンチンのリッジ:アルゼンチン~ブラジルS部、パラグアイで昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア105E73N、カナダN部95W77N付近
・南半球低極 -40℃:南極大陸110E72S付近
・高極(19日00UTC) 24℃:マリ~スーダン、サウジアラビア
・高極(19日12UTC) 28℃:チャド~エチオピア、エリトリア、サウジアラビアS部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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