全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年6月13日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フランス~北欧のリッジ:暖気東進
・シベリア75Eのリッジ:昇温、暖気東進
・シベリア155Eのリッジ:暖気東進
・カナダ110Wのリッジ:昇温
・チリS部の寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にシベリア75Eのリッジの流れで蛇行大
・フランス~北欧のリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は60N
・リビアの寒気トラフ:寒気東進、エジプトで降温
・シベリア75Eのリッジ:昇温、暖気東進、850hPa・12℃線は65N
・同95Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が50N以南まで
・中国NE部のリッジ:暖気弱まりつつ東進
・シベリア155Eのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は70Nの少しS
・メキシコNW部~アメリカSW部の高気圧:昇温、850hPa・28℃以上の領域が拡大
・カナダ110Wのリッジ:昇温、850hPa・8℃線は65Nの少しS
・セントローレンス湾の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が50N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸130Eのリッジ:暖気南下
・同100Wの高気圧:W側170Wにかけて昇温、850hPa・-16℃以上
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・ニュージーランドのリッジ:850hPa・8℃以上の暖気
・チリS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・アルゼンチン30S以北、パラグアイで昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:アイスランドのNE~北極点付近の広範囲、北極海155W78N付近、グリーンランド中央部
・南半球低極 -48℃:南極大陸20E85S、125E82S付近
・高極(13日00UTC) 36℃:アメリカSW部110W付近、メキシコN部
・高極(13日12UTC) 36℃:イラン、アフガニスタン、パキスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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