全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年6月14日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アルジェリア~ドイツのリッジ:昇温、暖気東進
・カザフスタン60Eの高気圧:昇温
・アメリカ110Wの高気圧~カナダ105Wのリッジ:昇温、暖気北上
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・アルジェリア~ドイツのリッジ:昇温、暖気東進、850hPa・12℃線は55Nの少しN
・ノルウェーのWの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃が65Nまで
・エジプトの寒気トラフ:エジプトで寒気南下
・カザフスタン60Eの高気圧:昇温、850hPa・16℃線は55Nの少しN
・ラプテフ海の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-8℃以下
・中国85Eの寒気トラフ:寒気南下
・オホーツク海のリッジ:暖気東進
・アメリカ110Wの高気圧~カナダ105Wのリッジ:昇温、暖気北上、850hPa・20℃線が55Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸120Eのリッジの流れで蛇行大
・南極大陸05Wの寒冷渦:S側で降温
・同90Wのリッジ:中心(リッジ軸)付近で昇温
・オーストラリアのSの120Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで、アルゼンチンで降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:アイスランド~スヴァールバル諸島、ラプテフ海、北極海140W79N付近
・南半球低極 -48℃:南極大陸05E85S、120E83S付近
・高極(14日00UTC) 36℃:アメリカSW部110W付近、メキシコN部
・高極(14日12UTC) 36℃:イラン、パキスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です