全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年7月13日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・バルカン半島のリッジ:暖気北上
・中国NE部のリッジ:昇温、暖気東進
・北極海130Wの寒冷渦:寒気強化
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気停滞

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・フランスの寒冷渦:寒気東進、850hPa・12℃線は40Nの少しS
・バルカン半島のリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が50N近くまで
・ロシアW部の高気圧:停滞、暖気持続、850hPa・16℃線は60N
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が45Nまで
・タイミル半島の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-4℃以下の領域拡大
・中国NE部のリッジ:昇温、暖気東進、850hPa・20℃線北縁は50N
・ベーリング海峡の高気圧:降温、850hPa・16℃以上の領域縮小
・北極海130Wの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-8℃以下の領域拡大
・カナダ95Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が55Nまで
・ラブラドル海のリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は70Nの少しS
・大西洋50Wの寒気トラフ:寒気東進
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸110Wのリッジ:W側で暖気南下、850hPa・-8℃線が75Sまで
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S以北まで、南アフリカ、ナミビア、ボツワナで降温
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気停滞(ブロッキング)、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・大西洋60Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S、チリ・アルゼンチン40~30Sで降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海130Wの寒冷渦周辺
・南半球低極 -44℃:南極大陸00W86S、110E73S、140E75S付近
・高極(13日00UTC) 36℃:アメリカSW部
・高極(13日12UTC) 36℃:サウジアラビア、イラン、アフガニスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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