全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年9月8日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・シベリア115Eの寒冷渦:寒気南下
・シベリア165Eの寒冷渦:寒気南下
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下
・バッフィン湾の寒冷渦:E側で降温
・南インド洋の寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にカザフスタン70E~カムチャツカ半島の流れで蛇行大
・フランスのW~スペインの寒気トラフ:寒気東進
・ロシアW部のリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は65Nの少しS
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は45Nの少しN
・シベリア115Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が45Nまで
・同165Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が60N近くまで
・カナダ115Wのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が55Nまで
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が40Nまで
・バッフィン湾の寒冷渦:E側(グリーンランド)で降温、850hPa・-12℃以下
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にウェッデル海のリッジの流れで蛇行大
・南極大陸115Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-40℃以下の領域拡大
・ウェッデル海のリッジ:暖気南下、850hPa・-16℃線が80Sまで
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気東進、南アフリカE部、モザンビークS部で降温
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は20Sの少しS
・オーストラリアほぼ全域で昇温
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで、同8℃線が20S(ニューカレドニア)まで
・アルゼンチンの寒冷渦:寒気東進、アルゼンチン35S以北、パラグアイで降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:グリーンランド
・南半球低極 -40℃:南極大陸の広範囲
・高極(8日00UTC) 32℃:イランW部、アメリカSW部
・高極(8日12UTC) 32℃:アラビア半島~アフガニスタン・パキスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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