全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年11月4日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ドイツの寒冷渦:寒気南下
・カザフスタン75Eの寒気トラフ:寒気南下
・シベリア110Eの寒冷渦:寒気強化
・アメリカ90Wの寒気トラフ:ブロッキング
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋150W~中国90Eの流れで蛇行大
・ドイツの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が35N近くまで
・カザフスタン75Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が45N以南まで
・シベリア110Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-24℃以下の領域拡大
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気東進
・カナダ100Wのリッジ:暖気後退(南下)、850hPa・4℃線は65Nの少しS
・アメリカ90Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は35N、メキシコNE部では降温
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋05Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで、オーストラリアW部では昇温
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS、チリ・アルゼンチン30S以南で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:シベリア105E57N付近、グリーンランドN部
・南半球低極 -28℃:南極大陸20W85S、140E77S付近
・高極(4日00UTC) 28℃:ナミビアNE部とその周辺
・高極(4日12UTC) 32℃:ナミビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です