全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年8月5日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北海のリッジ:暖気北上
・サハリンのリッジ:暖気北上
・ボーフォート海のリッジ:暖気北上
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進
・フィジー付近の寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にボーフォート海のリッジの流れで蛇行大
・アイスランドのSの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は50Nの少しS
・北海のリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が60Nまで
・イランの高気圧:昇温、850hPa・40℃以上の領域出現
・サハリンのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が55N近くまで
・シベリア180Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が50N近くまで
・ボーフォート海のリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が70Nまで
・カナダ70Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が45N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸70Eの高気圧を周る流れで蛇行大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25S
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで
・オーストラリア150Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25Sの少しN
・フィジー付近(180E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20Sの少しN
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・チリのW(80W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海
・南半球低極 -32℃:南極大陸の広範囲
・高極(5日00UTC) 32℃:アルジェリアW部とその周辺、サウジアラビア~アフガニスタン、アメリカW部、メキシコN部
・高極(5日12UTC) 40℃:イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/