全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年8月9日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・中国90Eのリッジ:暖気東進
・カナダ110Wの高気圧:暖気北上
・カナダ85Wの寒冷渦:寒気南下
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進
・ブラジルのSの寒冷渦:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にカナダ110Wの高気圧を周る流れで蛇行大
・バレンツ海~カラ海の高気圧:暖気東進、850hPa・8℃線は80N
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が50Nまで
・中国90Eのリッジ:暖気東進、850hPa・24℃線は50Nの少しS
・カナダ110Wの高気圧:暖気北上、850hPa・20℃線が70Nまで
・同85Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が40N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25S以北まで
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・ブラジルのS(50W)の寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が20Sまで、パラグアイ、ブラジルS部で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海
・南半球低極 -40℃:南極大陸110E付近
・高極(9日00UTC) 32℃:モーリタニアN部とその周辺、サウジアラビア~アフガニスタン、アメリカSW部、メキシコN部
・高極(9日12UTC) 36℃:イラン、アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/