全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年6月30日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパのリッジ:暖気北上
・中国100Eのリッジ:暖気東進
・南大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリア150Eの寒気トラフ:寒気東進
・アルゼンチンのEの寒冷渦:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40N
・ヨーロッパのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が60N近くまで
・中国100Eのリッジ:暖気東進、850hPa・28℃線は45Nの少しS
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が45Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・インド洋55Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・同90Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・オーストラリア150Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20S
・ニュージーランドのE(170W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・アルゼンチンのE(55W)の寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が20Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:65~80N
・南半球低極 -44℃:南極大陸20E、145~155E付近
・高極(30日00UTC) 32℃:アラビア半島~アフガニスタン、アメリカSW部、メキシコNW部
・高極(30日12UTC) 36℃:イラン、アフガニスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧6月30日12UTC
北半球500hPa高度6月30日12UTC
南半球海面気圧6月30日12UTC
南半球500hPa高度6月30日12UTC
全球500hPa高度6月30日12UTC