全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年1月25日12UTC
イタリアS部に寒冷渦
【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。
大西洋15Wに高気圧。イタリアS部に寒冷渦。バレンツ海に高気圧。ロシアに寒冷渦、寒気強化。北極海115Eに寒冷渦。シベリア85Eに寒冷渦。日本海に寒冷渦。太平洋170Eに寒冷渦。同160Wに寒気トラフ。同130W~カナダW部~チュコート海に大規模なリッジ。エルズミーア島のWに寒冷渦。ハドソン湾90Wに寒冷渦、850hPa・-36℃以下の寒気、アメリカ85Wにかけて大規模な寒気トラフ。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
南極大陸:南極点近くに寒冷渦。65Eに寒冷渦。140Wに高気圧、50Wにかけてリッジ、暖気。
中緯度(30~70S):大西洋15Wに寒気トラフ、850hPa・4℃が40S以北まで北上。アフリカのSの30Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が40Sまで。オーストラリアのSの120Eに寒気トラフ、850hPa・4℃が35Sまで。タスマン海にリッジ、暖気。太平洋165Wに寒気トラフ、850hPa・4℃が40Sまで。南米大陸S部の75Wに寒気トラフ、850hPa・4℃が40Sまで、南米大陸30S帯(30~40S)で昇温。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
大西洋35Wに寒冷渦。リビアに寒気トラフ。アフリカ10N線沿いで高気圧強化、昇温。サウジアラビアにリッジ、昇温持続。インドN部に寒気トラフ。
【850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り】
・北半球低極 -36℃:カナダ93W62N付近
・南半球低極 -20℃:南極点近く、120E78S付近、他散在
・高極 32℃:ナミビア、ボツワナ、南アフリカ
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載