全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年9月15日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北極点の高気圧:暖気
・ロシアN部の寒冷渦:寒気東進
・グリーンランドの寒冷渦:縮小
・南米大陸S部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球偏西風帯以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
イベリア半島、ノルウェーのWに寒冷渦。ロシアN部に寒冷渦、ロシア45Eにかけて寒気トラフ。トルコ~エジプトに寒気トラフ。北極点に高気圧。シベリア70Eにリッジ。カザフスタン70E~ウズベキスタンE部に寒気トラフ。シベリア115Eに寒冷渦。同125Eに寒冷渦、中国NE部にかけて寒気トラフ。太平洋170E、ベーリング海170Wに寒冷渦。カナダSW部に寒冷渦、アメリカNW部で昇温。カナダN部110Wに寒冷渦。カナダ70Wに寒気トラフ。大西洋45W、グリーンランドに寒冷渦。
【南半球偏西風帯以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~大。特に太平洋90Wのリッジを周る流れで蛇行大。
南極大陸:00Wに寒冷渦。100Eにリッジ。90~160Wにリッジ。
中緯度偏西風帯以南~70S:大西洋20Wに寒気トラフ。マダガスカルのSに寒気トラフ。オーストラリアのSの140Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が35S近くまで北上。ニュージーランドのNに寒気トラフ。太平洋140Wに寒気トラフ。同105Wに高気圧、90Wにかけてリッジ。南米大陸S部に寒気トラフ、850hPa・0℃が35Sまで。
【低緯度域の850hPa気温の変化】
南アフリカで昇温。南米大陸20S帯(20~30S)で昇温。

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:グリーンランド40W70N付近
・南半球低極 -44℃:南極点付近
・高極 32℃:イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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