全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年6月29日12UTC
北欧に寒気トラフ
【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
ヨーロッパ~ユーラシア大陸120Eでは、偏西風帯の蛇行やや大、他(太平洋、北米大陸、大西洋)は蛇行小。
ポルトガルのWに寒冷渦、ポルトガル、モロッコに寒気。イギリスに高気圧、グリーンランドE部にかけてリッジ。北欧に寒気トラフ。バルカン半島に低気圧。イラン~ロシアE部にリッジ、暖気。バレンツ海に寒冷渦。モンゴル~シベリア100Eにリッジ。シベリア160Eに寒冷渦。太平洋150Eに高気圧。同160Wに寒冷渦。同140Wに高気圧。北米大陸110~115Wに寒気トラフ。アメリカE部に高気圧、アメリカ中部に暖気。バッフィン島S部に寒冷渦、カナダNE部に寒気。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行はやや大。
南極大陸:100Eに寒冷渦、強い寒気(850hPaで-40℃以下)を伴う。70Wに寒冷渦、周辺に寒気。
中緯度(30~70S):40Eの寒冷渦、60Eのリッジ、75Eの低気圧、160Eのリッジ、160Wの低気圧と170Wにかけてのトラフ、110Wのリッジ、80~100Wのトラフが目立つ。南アフリカに暖気南下。オーストラリアSW部の寒気抜ける。ニュージーランドの寒気持続。南米大陸30S帯(30~40S)で寒気北上。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
リビア、エジプトの寒気持続。アラビア半島の高気圧弱まり降温。オーストラリアN部で暖気南下。フィジー、トンガの寒気持続。ブラジルSE部で降温。
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載