全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年7月5日12UTC
アメリカで高気圧拡大
【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
500hPaの強い流れは、北極、グリーンランドの寒気を周るものと、3か所(ロシア、オホーツク海、アメリカのW)の寒冷渦の周り及びアリジェリアの高気圧の北側にある。
アイスランドのEに寒冷渦。ロシアW部に寒冷渦。イラン~カザフスタンにリッジ、暖気。タイミル半島のNに寒冷渦、シベリア90Eに寒気トラフ。モンゴルE部にリッジ、暖気。オホーツク海に寒冷渦。太平洋160Wに高気圧。太平洋130Wに寒冷渦。アメリカに東西に長い高気圧、アメリカW部に暖気。バッフィン湾に寒冷渦。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は90W付近のリッジで大、その他はやや大。
南極大陸:20W、80Eに寒冷渦、周辺に寒気。150Wに高気圧、暖気。
中緯度(30~70S):50E、130Eのトラフ、170W、130W、85Wの低気圧、40Wのトラフが目立つ。南アフリカの寒気後退。オーストラリアSW部の寒気持続。同SE部にトラフ前面の暖気。ニュージーランドのリッジ持続。南米大陸30S以南の寒気持続。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
アルジェリアの高気圧持続、暖気が西(モーリタニア方面)に拡大。アラビア半島の高気圧衰弱、暖気縮小。オーストラリアN部で昇温。
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載