全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2020年12月30日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ドイツ~アルジェリアの寒気トラフ:寒気南下
・シベリア75Eの寒冷渦:寒気南下
・日本の寒気トラフ:寒気南下
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大。特に大西洋60W~ロシア50E付近の流れで蛇行大。
・ドイツ~アルジェリアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が45N以南まで
・バレンツ海のリッジ:暖気北上、850hPa・-8℃線が80Nまで
・シベリア75Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-16℃線が50Nまで
・日本の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が25Nまで、中国SE部~ベトナム、ラオスでも寒気南下
・北極海165Eの寒冷渦:850hPa・-28℃以下の寒気持続
・太平洋170Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は35N
・メキシコNW部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が25N以南まで
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が45Nまで
・大西洋60Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は40N
・同40W~グリーンランドS部のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が60Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大。
・南極大陸150Wの寒冷渦:周囲で降温、850hPa・-20℃以下
・南アフリカS部で降温
・オーストラリア中部で昇温
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進、アルゼンチン40~30Sで降温、同30S以北では昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア135E56N付近
・南半球低極 -20℃:南極点付近
・高極(30日00UTC) 24℃:チャド、中央アフリカ、ボツワナ、南アフリカ、メキシコ、アルゼンチン
・高極(30日12UTC) 28℃:ボツワナ、南アフリカ

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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