全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年7月11日12UTC
バイカル湖、モンゴルに寒冷渦
【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
500hPaの強い流れは、北極海と北米大陸を周る強い流れがメインで、ユーラシア大陸中緯度にもう一本のやや弱い流れがある状況が持続。
北欧に高気圧、暖気。ドイツに寒冷渦。ロシアE部に寒冷渦。イランNW部に高気圧。バイカル湖、モンゴルに寒冷渦。朝鮮半島、日本W部に高気圧。シベリア170Eに寒冷渦。エルズミーア島に寒冷渦。アメリカ中部に高気圧、暖気。北米大陸NE部に寒冷渦、寒気トラフ。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行はやや大。
南極大陸:170Eに寒冷渦、南極点周辺の強い寒気(850hPaで-40℃以下)拡大。20W、120Wにリッジ、暖気。
中緯度(30~70S):00E、80E、130Wのトラフ、オーストラリアSE部と45Wの寒冷渦、130~110Wのリッジが目立つ。南アフリカにリッジの暖気。オーストラリアSW部にリッジの暖気。オーストラリアSE部に寒冷渦の寒気。ニュージーランドに次の寒気トラフ。南米大陸40S以南にトラフの寒気、30S帯(30~40S)は暖気持続。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
サハラ砂漠W部の暖気は縮小しつつ南下。アラビア半島の高温持続。オーストラリアW部にリッジ、昇温。南米大陸20S帯(20~30S)の寒気持続。
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載