全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年8月6日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北極点近くのリッジ:暖気持続
・ロシア40Eのリッジ:暖気北上
・サハリンのリッジ:暖気東進
・ボーフォート海の寒気トラフ:寒気南下
・南太平洋90Wの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・北極点近くのリッジ:暖気持続、北極海の広範囲に850hPa・8℃以上の暖気
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が40Nの少しNまで
・バルカン半島の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は45N
・ロシア40Eのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が55Nまで
・タイミル半島の高気圧:850hPa・12℃以上の暖気が西進
・サハリンのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は50N
・ボーフォート海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が70Nまで
・アメリカ115Wの寒気トラフ:寒気トラフ
・カナダ90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が50N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に大西洋10Wの寒気トラフの流れで蛇行大
・ウェッデル海のリッジ:暖気南下、850hPa・-12℃線が75Sまで
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30S
・ニュージーランドのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が45S以北まで
・太平洋90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40S、チリ・アルゼンチン40S以南で降温
・チリN部(30S以北)で昇温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:スヴァールバル諸島のW、ボーフォート海、バッフィン島S部
・南半球低極 -44℃:南極大陸135E83S付近
・高極(6日00UTC) 32℃:アルジェリアW部とその周辺、サウジアラビア、アメリカSW部
・高極(6日12UTC) 32℃:モロッコ、アルジェリア、アラビア半島~アフガニスタン・パキスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/