全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年8月11日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アルジェリアの高気圧:暖気北上
・シベリア130Eの高気圧:暖気持続、南下
・ボーフォート海の寒冷渦:寒気強化、南下
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上
・ニューカレドニア付近の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋25Wの寒冷渦:寒気東進
・アルジェリアの高気圧:イベリア半島で暖気北上、850hPa・24℃線が40N以北まで
・ロシア55Eのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は60Nの少しN
・シベリア130Eの高気圧:850hPa・16℃以上の暖気持続、E側(オホーツク海)で暖気南下
・東シベリア海のリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は80N
・ボーフォート海の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-8℃以下の領域拡大、同-4℃線が65Nまで南下
・アメリカ115W以西で昇温、850hPa・20℃以上
・同95Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・16℃線は45N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸130Eのリッジ:暖気南下
・同140Wのリッジ:暖気南下、850hPa・-16℃線が80S近くまで
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで、ナミビア、南アフリカでは昇温
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・ニューカレドニア付近の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20Sまで
・太平洋110Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・ブラジルのSの寒気トラフ:寒気東進、パラグアイ、ブラジルS部では降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:チュコート海~ボーフォート海
・南半球低極 -48℃:南極大陸140E79S付近
・高極(11日00UTC) 32℃:サウジアラビア、アフガニスタン、アメリカ105~120W付近
・高極(11日12UTC) 32℃:アラビア半島~アフガニスタン・パキスタン、中国80E付近

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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