全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年8月16日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フランスの寒気トラフ:寒気南下
・バレンツ海の寒冷渦:寒気強化
・ボーフォート海の寒冷渦:寒気強化
・南大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上
・タスマン海の寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・アイスランドのWのリッジ:ブロッキング(停滞)、850hPa・8℃線は70N
・モロッコの高気圧:暖気持続、イベリア半島では降温
・北海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が50N近くまで
・フランスの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が45N以南まで
・バレンツ海の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-4℃以下
・カザフスタン70Eの寒冷渦:寒気東進
・シベリア105Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は50N
・ボーフォート海の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-8℃以下の領域拡大
・アメリカSW部の高気圧:昇温、850hPa・28℃以上の領域拡大
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸110Eのリッジ:リッジ軸周辺で昇温
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・南アフリカでさらに昇温
・インド洋80Eの寒気トラフ:ブロッキング(停滞)、850hPa・0℃線は35Sの少しS
・タスマン海の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線が40Sの少しN
・太平洋100Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・チリ・アルゼンチン35S以北で昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海160W84N付近、ボーフォート海
・南半球低極 -44℃:南極大陸150E75S付近
・高極(16日00UTC) 32℃:モロッコ、サウジアラビア、アメリカ110~120W付近
・高極(16日12UTC) 36℃:サウジアラビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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