全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年8月25日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北極海の寒冷渦:寒気持続
・グリーンランドのEのリッジ:暖気北上
・北欧の寒冷渦:寒気南下
・モンゴルE端の寒冷渦:降温
・チリ・アルゼンチンN部の寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にイギリスの高気圧を周る流れで蛇行大
・北極海の寒冷渦:850hPa・-12℃以下の寒気持続
・イギリスの高気圧:昇温、850hPa・12℃以上
・グリーンランドのEのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が80Nまで
・北欧の寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が60Nまで
・シベリア75Eの高気圧:暖気持続、850hPa・16℃線は60Nの少しN
・モンゴルE端の寒冷渦:S~SW側(中国)で降温
・日本のSの高気圧:昇温、850hPa・20℃以上の領域拡大
・カナダ110Wのリッジ:昇温、850hPa・12℃線は65N
・ラブラドル海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が55Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋05Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・太平洋165Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・8℃線が20S(トンガ)まで
・チリ・アルゼンチンN部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は20Sの少しS

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:北極海170W80N、130W81N付近
・南半球低極 -44℃:南極大陸120E86S付近
・高極(25日00UTC) 32℃:サウジアラビアN部、アメリカ100~105W付近
・高極(25日12UTC) 32℃:アラビア半島~アフガニスタン・パキスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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