全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年10月16日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・シベリア80Eのリッジ:暖気北上
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下
・バッフィン島の高気圧:暖気北上
・グリーンランドの寒気トラフ:寒気強化
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・ロシアW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は50N
・アフガニスタンの寒気トラフ:寒気南下
・シベリア80Eのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が70Nまで
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40N以南まで
・太平洋145Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40Nまで
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35N
・バッフィン島の高気圧:暖気北上、850hPa・0℃線が70Nまで
・グリーンランドの寒気トラフ:寒気強化、850hPa・-20℃以下の寒気
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S、ナミビア、ボツワナ、南アフリカで降温
・インド洋85Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・タスマン海の寒気トラフ:W側で寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・アルゼンチンのE(大西洋55W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S、ボリビア、パラグアイ、ブラジルS部で降温、アルゼンチン40S以北では昇温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:東シベリア海、グリーンランド
・南半球低極 -36℃:南極大陸の広範囲
・高極(16日00UTC) 28℃:アンゴラ~ボツワナ、メキシコ
・高極(16日12UTC) 28℃:アンゴラ~南アフリカ、スーダン、エリトリア、サウジアラビア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/