全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年11月5日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スペイン~モロッコの寒気トラフ:寒気南下
・イランで寒気南下
・シベリア115Eの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカNE部の寒気トラフ:寒気東進
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に大西洋70W~中国90Eの流れで蛇行大
・スペイン~モロッコの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35Nまで
・イランで寒気南下:850hPa・12℃線が35N以南まで
・中国90Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35N近くまで
・シベリア115Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が45N以南まで
・太平洋140Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Nの少しS
・アメリカNE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は45N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40S
・南アフリカE部~モザンビークS部で昇温
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで、オーストラリアSW部で降温
・オーストラリア中央部で昇温
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・アルゼンチンのE(大西洋55W)の寒気トラフ:寒気東進、アルゼンチン40S以北で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:シベリア125E59N付近、グリーンランドE部
・南半球低極 -28℃:南極点周辺、南極大陸150E74S付近
・高極(5日00UTC) 28℃:ボツワナ
・高極(5日12UTC) 32℃:ナミビア、ボツワナ
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/