全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年1月4日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ノルウェーS部の寒冷渦:寒気南下
・イランの寒気トラフ:寒気南下
・千島列島の寒冷渦:寒気南下
・シベリア180Wの高気圧:暖気持続
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にシベリア180Wの高気圧を周る流れで蛇行大
・ポルトガルの寒気トラフ:暖気東進、850hPa・4℃線は35Nの少しN
・ノルウェーS部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が50N以南まで
・イランの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が25N近くまで
・シベリア70Eの寒冷渦:寒気東進
・千島列島の寒冷渦:日本付近で寒気南下、850hPa・0℃線が30N近くまで
・シベリア180Wの高気圧:850hPa・0℃以上の暖気持続
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-28℃線が50N以南まで
・大西洋60Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸50Eのリッジの流れで蛇行大
・大西洋10Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S近くまで
・インド洋85Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40Sまで
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S以北まで、チリ・アルゼンチン40S以南で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:カナダW部
・南半球低極 -20℃:南極点付近、南極大陸135E75S付近
・高極(4日00UTC) 28℃:オーストラリアW部、アルゼンチンW部
・高極(4日12UTC) 28℃:アンゴラ~南アフリカ、オーストラリア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/