全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年2月8日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フランス・スペインの高気圧:暖気東進
・ギリシアの寒冷渦:寒気南下
・シベリア90Eの寒気トラフ:寒気南下
・アラスカのSWの寒冷渦:寒気南下
・ウェッデル海のリッジ:暖気南下
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋130Wのリッジの流れで蛇行大
・フランス・スペインの高気圧:暖気東進、850hPa・8℃以上
・ギリシアの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が35Nまで
・シベリア90Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-20℃線が55Nまで
・同160Eの高気圧:暖気弱まる、850hPa・-12℃以上の領域縮小
・アラスカのSWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-20℃線が55Nまで
・太平洋130Wのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が55Nまで
・メキシコの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が20N近くまで
・アメリカ85Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が35Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にウェッデル海のリッジの流れ、南極大陸140Eのリッジの流れで蛇行大
・ウェッデル海のリッジ:暖気南下、850hPa・-4℃線が80Sまで
・南アフリカのSの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・アフリカ大陸20S以南で昇温:850hPa・24℃以上の領域拡大
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S近くまで
・ニュージーランドのリッジ:暖気南下
・南米大陸S部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は45S、チリ・アルゼンチン40S以南で降温
・アルゼンチン40S以北で昇温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:バッフィン島
・南半球低極 -24℃:南極点~20E84S付近
・高極(8日00UTC) 20℃:アフリカ大陸10N以南の広範囲、オーストラリア、メキシコS部、南米大陸S部の広範囲
・高極(8日12UTC) 24℃:アフリカ大陸15N以南の広範囲、オーストラリア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/