全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年2月25日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパの寒気トラフ:寒気東進
・モンゴルE部の寒気トラフ:寒気南下
・東シベリア海のリッジ:暖気北上
・アメリカ85Wの寒気トラフ:寒気東進
・南大西洋20Wの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にカナダW岸~東シベリア海のリッジの流れで蛇行大
・アイスランドのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が65Nまで
・ヨーロッパの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は45N
・トルコの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30Nの少しS
・モンゴルE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が45N以南まで
・チュコート海~東シベリア海のリッジ:暖気北上、850hPa・-8℃線が75N近くまで
・カナダW岸のリッジ:暖気東進、850hPa・-4℃線は60N
・アメリカ85Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35N
・大西洋40Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S近くまで
・太平洋85Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:カナダ65W58N付近
・南半球低極 -28℃:南極大陸の広範囲
・高極(25日00UTC) 24℃:マリSW部とその周辺、中央アフリカ・南スーダンとその周辺、ナミビア~南アフリカ、オーストラリアW部、メキシコ
・高極(25日12UTC) 28℃:ナミビア、南アフリカ、エチオピア、オーストラリアW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/