全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年3月1日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリアの寒冷渦:寒気南下
・シベリア80Eの寒冷渦:寒気南下
・日本海の寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ115Wのリッジ:ブロッキング
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・アルジェリアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30N近くまで
・イタリアの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が40Nまで
・ロシアW部の高気圧:暖気東進、850hPa・0℃線は65N
・シベリア80Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が55Nまで
・日本海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が30N近くまで
・アメリカ115Wのリッジ:ブロッキング、850hPa・4℃線は50Nの少しS
・グリーンランドのSの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-12℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリアのSEの高気圧を周る流れで蛇行大
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN、オーストラリアSW部で降温
・大西洋40Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN
・南米大陸S部(35S以南)で昇温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:グリーンランドN岸
・南半球低極 -32℃:南極大陸の広範囲
・高極(1日00UTC) 24℃:アフリカ大陸の広範囲、オーストラリア、メキシコ、パラグアイとその周辺
・高極(1日12UTC) 28℃:中央アフリカ、エチオピア、エリトリア、オーストラリア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/