全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年3月31日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北大西洋25W~グリーンランドのリッジ:暖気北上
・フランスN部の寒気トラフ:寒気南下
・日本海の寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気東進
・ブラジルのSの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に大西洋25W~グリーンランドのリッジの流れで蛇行大
・大西洋25W~グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が60Nまで
・フランスN部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45Nまで
・アラビア半島~アフガニスタンで昇温:850hPa・16℃以上の領域拡大
・日本海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35Nまで
・カナダ120Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が65Nまで
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35N
・アメリカNE部のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・ニュージーランドのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN、オーストラリアSE部で降温
・太平洋135Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S近くまで
・ブラジルのS(大西洋45W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20S以北まで、ボリビア、パラグアイ、ブラジルS部で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:北極点近く、ラプテフ海、カナダNW部
・南半球低極 -40℃:南極点周辺
・高極(31日00UTC) 28℃:マリSW部、メキシコ
・高極(31日12UTC) 28℃:スーダンとその周辺、インド

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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