全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年4月10日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのリッジ:暖気北上
・シベリア65Eのリッジ:暖気東進
・アラスカSW部の高気圧:暖気北上
・アメリカのEの寒気トラフ:寒気東進
・南大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にシベリア65Eのリッジの流れ、アラスカSW部の高気圧を周る流れで蛇行大
・イギリスのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が60Nまで
・バルカン半島の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
・シベリア65Eのリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は70N
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45N近くまで
・シベリア160Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が65Nまで
・アラスカSW部の高気圧:暖気北上、850hPa・-8℃線が65Nまで
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
・アメリカのE(大西洋70W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S近くまで
・インド洋60Eの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は40S
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:シベリア165E70N付近
・南半球低極 -40℃:南極大陸20W87S、95E84S、115E74S付近
・高極(10日00UTC) 28℃:マリ~スーダン
・高極(10日12UTC) 28℃:アフリカ大陸赤道以北の広範囲、サウジアラビア、イエメン、イランE部~インド
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/