全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年4月25日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スヴァールバル諸島の寒気トラフ:寒気南下
・イランE部~インドでの昇温
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・スヴァールバル諸島の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-28℃線が80Nまで
・イランE部~インドで昇温:850hPa・28℃以上の領域拡大
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45Nまで
・太平洋135Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が35N近くまで
・カナダ110Wのリッジ:暖気東進、850hPa・4℃線は60N
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が40Nまで
・同NE部のリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は45Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に太平洋120Wのリッジの流れで蛇行大
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・16℃線が25S以北まで
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN、オーストラリアSW部で昇温
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は45S
・アルゼンチンのSE(大西洋60W)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は40S、チリ・アルゼンチン35S以南で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:スヴァールバル諸島~北極点
・南半球低極 -44℃:南極大陸130E77S付近
・高極(25日00UTC) 32℃:メキシコ
・高極(25日12UTC) 28℃:ニジェール~インド

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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