全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年4月28日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北大西洋20Wのリッジ:暖気北上
・ロシア50Eの寒気トラフ:寒気南下
・シベリア100Eのリッジ:暖気東進
・アメリカのEの寒気トラフ:寒気南下
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋20Wのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が50N以北まで
・スペインS部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・16℃線が30N以南まで
・ロシア50Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が55Nまで
・シベリア100Eのリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は65N
・カムチャツカ半島S端の寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
・ボーフォート海の高気圧:暖気北上、850hPa・-8℃線が80N以北まで
・アメリカ95Wのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は45N
・アメリカのE(大西洋70W)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35N近くまで
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が70Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸100Wのリッジの流れで蛇行大
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・アルゼンチンのE~ウルグアイの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジルS部で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:北極海~バレンツ海の広範囲、バッフィン島のS
・南半球低極 -40℃:南極大陸00W85S、140E77S付近
・高極(28日00UTC) 28℃:ニジェール~スーダン、パキスタン、インド、アメリカS部、メキシコ
・高極(28日12UTC) 28℃:チャド~インド、中国105E付近
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/