全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年5月4日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシアW部の寒気トラフ:寒気南下
・中国W部~N部での昇温
・ベーリング海175Wの寒冷渦:寒気南下
・アメリカ110Wの寒冷渦:寒気南下
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・ロシアW部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が50N近くまで
・シリア、イスラエルの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は30Nの少しS
・中国W部~N部で昇温:75E~110Eで850hPa・28℃以上の領域拡大
・シベリア100Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は50Nの少しN
・ベーリング海175Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が50Nまで
・アメリカ110Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・12℃線が35N以南まで
・カナダ75Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は50Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリアSE部の寒気トラフの流れで蛇行大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しS
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S以北まで、オーストラリアS部で降温
・ブラジルS部の寒冷渦:寒気北上、850hPa・12℃線が20S以北まで、ブラジルS部で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:カラ海
・南半球低極 -44℃:南極大陸05E84S、25E80S、110E73S付近
・高極(4日00UTC) 32℃:メキシコ
・高極(4日12UTC) 32℃:スーダン、エリトリア、サウジアラビアS部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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