全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年5月5日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北極点近くの寒冷渦:寒気強化
・トルコの寒冷渦:寒気東進
・モンゴルE部の寒気トラフ:寒気南下
・カナダ65Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアSE部の寒冷渦:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にカナダN部のリッジの流れで蛇行大
・北極点近くの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-20℃以下の領域拡大
・アイスランドのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は60N
・トルコの寒冷渦:寒気東進、850hPa・12℃線は30Nの少しS
・ロシア50Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が50Nまで
・シベリア120E~モンゴルE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が45Nまで
・サハリンのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は50N
・アメリカ100Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は35Nの少しS
・カナダ65Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋00Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・インド洋95Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・オーストラリアSE部の寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が25Sまで
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:北極点周辺
・南半球低極 -44℃:南極大陸10E85S、110E72S付近
・高極(5日00UTC) 32℃:メキシコ
・高極(5日12UTC) 32℃:サウジアラビアS部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/