全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年5月9日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧のリッジ:暖気東進
・ロシア40Eの寒気トラフ:寒気南下
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ85Wのリッジ:暖気北上
・南インド洋95Eの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に日本~カナダ80Wの流れで蛇行大
・北欧のリッジ:暖気東進、850hPa・-4℃線は70N
・ロシア40Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が50N近くまで
・カスピ海の寒冷渦:寒気東進、トルクメニスタン、ウズベキスタンで降温
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が45N近くまで
・オホーツク海の寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は35Nの少しN
・太平洋135Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30N以南まで
・アメリカ85Wのリッジ:暖気北上、850hPa・24℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・インド洋95Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S近くまで
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しS
・太平洋170Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は20Sの少しN(フィジー、トンガ)
・チリ35S以北で昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:グリーンランドNE部~カラ海、シベリア120E70N付近
・南半球低極 -40℃:南極大陸110E73S、115E80S付近
・高極(9日00UTC) 32℃:メキシコ
・高極(9日12UTC) 32℃:エチオピアN部、エリトリア、アフガニスタンS部、パキスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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