全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年5月13日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アフガニスタンS部~インドN部での昇温
・シベリア90Eのリッジ:暖気北上
・シベリア150Eのリッジ:暖気北上
・カナダ105Wのリッジ:暖気北上
・オーストラリアW部の寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にシベリア90E~太平洋140Wの流れで蛇行大
・イランの寒気トラフ:寒気南下、イランNW部で降温
・アフガニスタンS部~インドN部で昇温:850hPa・32℃以上の領域拡大
・シベリア90Eのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が55N以北まで
・中国NE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Nの少しS
・シベリア150Eのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が70Nまで
・カナダ105Wのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が70Nまで
・大西洋40Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が45Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にウェッデル海のリッジの流れで蛇行大
・ウェッデル海のリッジ:暖気南下、850hPa・-8℃線が75S以南まで
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・オーストラリアW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20Sの少しS、オーストラリアW部で降温
・太平洋170Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が20S以北(フィジー)まで
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・パラグアイ、ボリビアで昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:北極点付近、ラプテフ海と同沿岸部、グリーンランド中部
・南半球低極 -44℃:南極大陸45E76S、125E79S付近
・高極(13日00UTC) 32℃:メキシコ
・高極(13日12UTC) 32℃:イランE部~インドN部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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