全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年5月20日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アルジェリアの高気圧:昇温
・中国NE部での暖気東進
・五大湖のリッジ:暖気北上
・ナミビアS部の寒冷渦:寒気北上
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・アルジェリアの高気圧:NW側(モロッコ、イベリア半島)で昇温
・イタリア~ポーランドのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が40Nまで
・リビアのNEの寒冷渦:寒気南下、850hPa・16℃線が30N以南まで
・ロシアS部~トルコE部の寒気トラフ:寒気東進
・シベリア105Eのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は60N
・中国NE部で暖気東進:850hPa・16℃線が120Eまで
・アメリカ115Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40Nまで
・五大湖のリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が45N以北まで
・エルズミーア島のNの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が75N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリアのS140Eのリッジの流れ、アルゼンチンのSのリッジの流れで蛇行大
・南極大陸130Eのリッジ:暖気南下、850hPa・-20℃線が75S以南まで
・大西洋30Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・ナミビアS部の寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が25S以北まで、南アフリカW部、ナミビアで降温
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・太平洋95Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・ブラジルS部で昇温:寒気抜ける

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:エルズミーア島のNの寒冷渦周辺
・南半球低極 -44℃:南極大陸00W85S付近
・高極(20日00UTC) 32℃:アメリカ中部、メキシコ
・高極(20日12UTC) 32℃:サウジアラビア~インド

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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