全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年8月30日12UTC
イラク、イランで高気圧強まる
【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
北海~フランスに寒気トラフ。ロシア~バレンツ海にリッジ。イラク、イランに高気圧、昇温。カザフスタンE部に寒気トラフ。シベリア100~60Eに寒気トラフ。モンゴル~シベリア120Eにリッジ、暖気。ベーリング海170Wに寒冷渦、太平洋165Eにかけて寒気トラフ。太平洋160Wに高気圧。北極海140Wに大規模な寒冷渦。カナダW部に寒気トラフ、前面の北米大陸中部に暖気。カナダE部に寒気トラフ。グリーンランドS部に寒冷渦。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
南極大陸:10Eと120Eに寒冷渦、周辺に強い寒気(850hPaで-40℃以下)。上空の流れの変化は大きいが、寒気の変化は小さく、強い寒気は概ね維持。120Wに寒冷渦。80~60Eにリッジ。
中緯度(30~70S):135E、165Eの寒冷渦、10W、140Wのトラフが目立つ。南アフリカ(30S以南)に暖気南下。オーストラリアSW部の寒気持続。同SE部にリッジ。ニュージーランドは寒冷渦前面。南米大陸40S以南で寒気持続、30S帯(30~40S)にトラフの寒気北上。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
サハラ砂漠:高気圧は弱まったが暖気は持続。アフリカ20S帯(20~30S)は昇温続く。オーストラリア中部~E部に寒冷渦前面の暖気。南米大陸20S帯(20~30S)の暖気持続。
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載