全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年6月24日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのWの寒冷渦:寒気南下
・バルト海の高気圧:暖気北上
・中国120E付近での昇温
・五大湖のリッジ:暖気東進
・南大西洋50Wの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・イギリスのWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が45Nまで
・バルト海の高気圧:暖気北上、850hPa・12℃線が65N近くまで
・ウクライナE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・12℃線が40N(トルコ)まで
・中国120E付近で暖気東進、昇温:850hPa・24℃線が120Eまで
・日本付近で暖気北上:850hPa・20℃線が40Nまで
・東シベリア海の寒冷渦:850hPa・-8℃以下の寒気持続
・シベリア120Eの高気圧:850hPa・16℃以上の暖気持続
・五大湖のリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は50Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋170W~大西洋50Wの流れで蛇行大
・南アフリカW部の寒冷渦:850hPa・4℃以下の寒気北上
・インド洋70Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・太平洋145Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S以北まで
・大西洋50Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-12℃線が50Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:東シベリア海の寒冷渦周辺
・南半球低極 -44℃:南極大陸110E72S付近
・高極(24日00UTC) 32℃:アルジェリア、サウジアラビア、イラン
・高極(24日12UTC) 36℃:イラン、アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/