全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年7月3日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリアのリッジ:暖気北上
・バレンツ海のリッジ:暖気北上
・シベリア130Eのリッジ:暖気北上
・カナダ70Wの寒冷渦:寒気東進
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にロシアW部のリッジを周る流れ、カナダNW部の高気圧を周る流れで蛇行大
・イタリアのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が45Nまで
・バレンツ海のリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が75N以北まで
・カザフスタン70Eのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が50Nまで
・シベリア130Eのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が70N近くまで
・カナダ70Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は50N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN、南アフリカW部で降温
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が25Sまで
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・同90Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海の寒冷渦周辺
・南半球低極 -48℃:南極大陸00E84S付近
・高極(3日00UTC) 36℃:アフガニスタンS部
・高極(3日12UTC) 40℃:イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/