全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年7月10日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ノルウェーのWのリッジ:暖気北上
・シベリア155Eのリッジ:暖気北上
・アメリカSW部の高気圧:昇温
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・ノルウェーのWのリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が70Nまで
・バルト海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が50N以南まで
・トルコ~エジプトの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・20℃線が25N近くまで
・モンゴルのリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は50Nの少しS
・シベリア155Eのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が70N近くまで
・アメリカSW部の高気圧:昇温、850hPa・24℃以上の領域拡大
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にニュージーランドのS(160E)のリッジの流れで蛇行大
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は20S、ナミビアS部、南アフリカW部で降温
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は25S、オーストラリアSW部で降温
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・同80Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は30Sの少しS
・チリ25S以南、アルゼンチン30S以南で寒気北上、降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極点の寒冷渦周辺
・南半球低極 -44℃:南極大陸85E78S、140E78S付近
・高極(10日00UTC) 36℃:アメリカW部
・高極(10日12UTC) 36℃:イラン、アフガニスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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