全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年7月17日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フランスのリッジ:暖気北上
・カラ海の高気圧:暖気北上
・モンゴルのリッジ:暖気北上
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上
・ブラジルのSの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・フランスのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が50Nまで
・ウクライナの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が45Nまで
・カラ海の高気圧:暖気北上、850hPa・12℃線が80Nまで
・モンゴルのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が50N以北まで
・東シベリア海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が65N近くまで
・カナダ95Wのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は55Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に大西洋30Wのリッジの流れで蛇行大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が25S以北まで
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30Sまで
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・太平洋80Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・ブラジルのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジルS部で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:東シベリア海の寒冷渦~北極海
・南半球低極 -44℃:南極点付近、南極大陸120E86S付近
・高極(17日00UTC) 32℃:イラン、アフガニスタンS部、アメリカW部、メキシコN部
・高極(17日12UTC) 36℃:イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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