全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年8月7日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・カラ海のリッジ:暖気北上
・シベリア140Eのリッジ:暖気北上
・カナダ60Wのリッジ:暖気東進
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上
・チリの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・アイスランドのEのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が65N以北まで
・カラ海のリッジ:暖気北上:850hPa・12℃線が75N近くまで
・シベリア140Eのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が70N以北まで
・東シベリア海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が65N近くまで
・カナダ60Wのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は55N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・南アフリカW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25Sの少しS、南アフリカW部、ナミビアW部で降温
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は35S
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上:850hPa・0℃線が40S以北まで
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS
・チリの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで、チリ30S以南で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:東シベリア海の寒冷渦中心付近
・南半球低極 -44℃:南極大陸110E73S付近
・高極(7日00UTC) 32℃:サウジアラビア~イランSW部、アメリカSW部
・高極(7日12UTC) 36℃:サウジアラビア、イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/