全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年8月26日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシアNW部~バレンツ海のリッジ:暖気北上
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下
・カナダ110Wのリッジ:暖気東進
・南極大陸160Eの寒冷渦:寒気強化
・チリのSWの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・ロシアNW部~バレンツ海のリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が75N近くまで
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が40Nまで
・カナダ110Wのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は65N
・同80Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・4℃線は50Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸160Eの寒冷渦:NW側で寒気強化、850hPa・-48℃以下の領域出現
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しS
・チリのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海の寒冷渦周辺、グリーンランド中央部
・南半球低極 -48℃:南極大陸145E73S付近
・高極(26日00UTC) 28℃:アルジェリアとその周辺、アラビア半島、イラク、イラン、アメリカW部
・高極(26日12UTC) 32℃:サウジアラビア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/