全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年9月10日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北極海の寒冷渦:寒気強化
・カザフスタン60Eの寒冷渦:寒気南下
・サハリンのリッジ:暖気東進
・アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・北極海の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-12℃以下の領域拡大
・ドイツの寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は45Nの少しN
・カザフスタン60Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が45Nまで
・サハリンのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は55Nの少しS
・アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が40N以南まで
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が75Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・オーストラリアのEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・ブラジルのSの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30S、パラグアイ、ブラジルS部で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:北極海の寒冷渦付近
・南半球低極 -48℃:南極大陸115E74S付近
・高極(10日00UTC) 32℃:アメリカSW部
・高極(10日12UTC) 32℃:サウジアラビア~アフガニスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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