全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年9月11日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スペイン~イギリスのリッジ:暖気北上
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ110Wのリッジ:暖気東進
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・スペイン~イギリスのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が45Nまで
・ベラルーシの寒冷渦:寒気東進、850hPa・12℃線は45Nの少しS
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が40N以南まで
・チュコート海の高気圧:850hPa・4℃以上の暖気持続
・カナダ110Wのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は55N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・インド洋95Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が25Sまで
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40S
・太平洋145Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・チリの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は15S、チリで降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:北極海の寒冷渦付近
・南半球低極 -44℃:南極大陸110E72S付近
・高極(11日00UTC) 28℃:アルジェリアSW部とその周辺、スーダン~アフガニスタン、アメリカSW部、メキシコN部
・高極(11日12UTC) 32℃:サウジアラビア、イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/