全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年9月27日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北海の寒冷渦:寒気南下
・シベリア75Eの寒冷渦:寒気南下
・カナダ110Wのリッジ:昇温
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアSE部の寒冷渦:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアメリカ80Wの寒気トラフの流れで蛇行大
・北海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が50Nまで
・シベリア75Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が60N以南まで
・カナダ110Wのリッジ:昇温、850hPa・16℃線は60Nの少しS
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が40N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・アフリカ大陸S部で昇温:850hPa・28℃以上の領域拡大
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S以北まで
・オーストラリアSE部の寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:60N以北に散在
・南半球低極 -44℃:南極大陸10E85S付近
・高極(27日00UTC) 28℃:アルジェリアS部とその周辺、スーダン
・高極(27日12UTC) 28℃:アフリカ大陸の広範囲、アラビア半島、イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/