全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年10月13日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アイスランドのSWの寒冷渦:寒気東進
・シベリア90Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ120Wのリッジ:暖気北上
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋155W~バッフィン島の流れで蛇行大
・アイスランドのSWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は50N
・ウクライナの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が50N以南まで
・シベリア90Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が55N以南まで
・カナダ120Wのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が65Nまで
・同90Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が45N以南まで
・バッフィン島のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が70N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで
・オーストラリアのSE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45Sまで
・アルゼンチンのE(55Wの)寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:グリーンランド~北極海
・南半球低極 -36℃:南極大陸80E88S、125E77S付近
・高極(13日00UTC) 24℃:アフリカ大陸の広範囲、サウジアラビア、メキシコ、ブラジル
・高極(13日12UTC) 28℃:アンゴラ~南アフリカ
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/