全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年10月21日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・トルコの寒気トラフ:寒気南下
・シベリア70Eの寒冷渦:寒気南下
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下
・グリーンランドNE部の寒冷渦:寒気強化
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋25Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が45Nまで
・バルカン半島~ベラルーシのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は55N
・トルコの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40N近くまで
・シベリア70Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が60N以南まで
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45Nまで
・アメリカE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30N
・グリーンランドS部のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が70N以北まで
・同NE部の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-24℃以下の領域出現
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・オーストラリアNW部で昇温:850hPa・24℃以上の領域拡大
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:グリーンランドNE部
・南半球低極 -32℃:南極点、南極大陸110E83S、105E73S、135E78S付近
・高極(21日00UTC) 24℃:アンゴラ~南アフリカ、チャド、スーダン、サウジアラビア、アメリカ中央部、メキシコ、ブラジル
・高極(21日12UTC) 28℃:アンゴラ、ナミビア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/